【例】
・ 知っているのに、知らない「ふり」をする
・ 知らないのに、知っている「ふり」をする
この「合格ライン専用ブログ」で取り上げるのに相応しいのは、後者ですね。
つまり、合格ラインなんか「知らないのに、知っている『ふり』をする」人(生かじりな専門知識をかざして当落線上にいる受験者を応援する「ふり」をする人を含む)って今でもいるけど、可哀そうな人だなあ~! という迷物講師の憐れみ心です。
(1)ちゃんとした予備校・講師の場合
ちゃんとした予備校や講師で、合格ラインなんか「知らないのに、知っている『ふり』をする」所は、ネットが隆盛するのに比例して激減してきました(昔はそうでも無かったですが -笑-)。
ちゃんとした予備校・講師は、将来を含めた受講者に対するサービスとして、極めて抑制的に合格ラインを予想しているに過ぎない、ということです。
(2)(1)以外の場合
つまり、
・ ちゃんとしていない予備校や講師、アフィリエイター
・ 匿名アフィリエイトで生計を立てている人
を指しますが、この人たちは本当に可哀そうだな!という憐れみ心を禁じ得ません。
「ふり」をする所が、あまり減らないのです。
数年前までのように儲かっているならともかく、「もう宅建では飯が食えない事を御本人が薄々感じていながら、それでも辞められない」…。
現代の世の中でスゴク努力している人たちなのに、これ以上の憐れさは、ナカナカお目にかかりません。
(3)功績者
上の(1)以外の人に「宅建では飯が食えない」ようにした功績者は、言うまでもなく、今年の宅建試験を受験した皆さまです!
冗談じゃないですよね!
どんなに良さそうな情報を提供しているようでも、皆さまの本能が、「こいつ! 人の心を弄んでるな!」と感じさせちゃうんですかね。
だから、だんだんそういうサイトからは遠ざかる…。
私は、皆さまをそうさせたのは、ネット隆盛に伴うシステム改善の功績も大きいと思います。
ヤフー≒グーグルで上位にヒットしないのに、ブログランキングだけは上位、2ちゃんねるだけでは有名、なんて誰だって違和感を持ちますよね?
(4)皆さまに望むこと
私は16歳で、軽自動車(当時は360ccまで)を運転できる免許(当時の自動二輪免許)を取ったので、四輪車運転歴は50年です。スゴイでしょ?(笑)
そんな古い人間なので、こんな人を何人も見聞きしてきました。
それは、苦労して苦労して人の3倍も教習所にお金を払って、やっと免許を取った人が笑顔で言った言葉です。
「ああこれで、もう運転しなくて済むよ!」。
逆だろ!
でも、苦労して苦労した人って、こういうデメリットがあるのも事実なんですね。
a.合格者
もし皆さまが合格したら、「ああこれで、もう勉強しなくて済むよ!」なんていう取引士になったら、絶対にダメですよ!
月並みですが、人生一生勉強です。
b.不合格者
もし皆さまが運悪く不合格だったら、「ああこれで、もう勉強しなくて済むよ!」なんていう取引士を増やさないため、来年も試験委員は手ぐすね引いて待ってるよ!と、覚えておいて下さい。
具体的には、権利関係・民法の出題内容の激変、個数問題の激増などで、「ああこれで、もう勉強しなくて済むよ!」なんていう取引士を増やさない手立てを強化してくるはず…。
これじゃ、どう考えても自分には合わないと思ったら、宅建とはサヨナラするのも、決して恥じゃないですヨ!
少なくとも、「もう宅建では飯が食えない事を御本人が薄々感じていながら、それでも辞められない」変なアフィリエイターより何倍も賢い選択だ、と真剣に思いつつ筆を置きます。