2014年10月24日金曜日

平成26年度【問48】は出題ミスだと思う

更新:平成26年10月26日


没問発言後のスタッフとの会話



(1)誤記


【問 48】 宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 平成24年度法人企業統計年報(平成25年9月公表)によれば、平成24年度における不動産業の売上高は約32兆7,000億円と対前年度比で8.5%減少し、3年連続で減少した。

となっていて、私を含めたすべての予備校・講師はこの「1」を正解肢としています。

しかし、この肢1は誤記であることを発見しました。

本肢は「年度統計」なので、

1 平成24年度法人企業統計年報(平成25年9月公表)によれば、平成24年度における不動産業の売上高は約32兆7,000億円と対前年度比で8.5%減少し、3年連続で減少した。

としないと、誤記と言われても仕方ないでしょう。
赤い字の部分の「」が抜けているのです。

だから、平成26年度【問48】は正解肢がないので、出題ミスだと思います。

(2)前例


同じような誤記で、試験実施機関が出題ミスを認めた前例が、平成23年度【問48】にあります。

平成23年度では、以下のようなお詫び文が、正式発表の前に試験実施機関より発表されました。


平成23年度宅地建物取引主任者資格試験に係る問題の誤記について

平成23年11月22日
財団法人 不動産適正取引推進機構

平成23年10月16日(日曜日)に実施した平成23年度宅地建物取引主任者資格試験において、問48の選択肢2の記述中で「対前年度比対前年比の誤記であり、問48は、正解肢のない問題であることが判明しました。このため、問48については、すべての受験者の解答を正解として取り扱うことといたします。
誤記がありましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後このようなことがないよう、再発防止に万全を期してまいります。


(3)参考


参考までに、試験実施機関が誤記を認め、「すべての受験者の解答を正解として取り扱うこと」とした平成23年度【問48】の肢2は、次のような記述でした。

2 平成23年版土地白書(平成23年6月公表)によれば、平成22年の売買による土地所有権移転登記の件数は全国で115.4万件となっており、対前年比2.2%減とここ数年減少が続いている。



この肢は「年統計」なので、上の「対前年度比」の「」が余計な記述だったのです。

(4)蛇足


この記事を書く4~5時間前に、私は特定の方に向けた非公開サイトで自分の合格ラインを予想しました。
この予想は、もし試験実施機関が出題ミスを認めてくれたら、変更するかもしれません(それでも変更しないかもしれません)。

今年は「疑義が生じている問題に対し、迷物講師が公開の場で発言することは一切ございません」と こちらで公言しましたが、今日の話は平成23年度の前例から「疑義以前の明らかな誤記」だと思ったので記事にしました。

なお、今日の記事に関するご質問は御遠慮下さい。