2014年11月15日土曜日

国家が仕掛けた"じらし"のテクニック

宅建倶楽部のスタッフ deremi が2年前に書いた、本日のタイトルと同名のブログ(現在は非表示)を、平成26年度(2014年度)向けに迷物講師が修正して公開します。
 



宅建士試験は、試験日が10月19日、合格発表が12月3日なので、発表まで1ヶ月半も"じらされます"。
この傾向、昔から変わりません。
今から9年前の2ちゃんねるに、こんな書込みがありました。

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181:名無し検定1級さん:2005/10/21(金) 12:23:00

ボーダーは31点でも32点でもいいが合格発表をもっと早く出来んのか ば語れ!
マークシートなんか機械にバサっとセットしてウイーンガサガサって言わせるだけだろ!
18万人受けるとして 読み取る機械が一台しかないとして、1枚1秒掛かったとしても50時間、1回100枚を補充するのに3秒掛かったとしてプラス1時間30分
一日休憩入れて実働7時間週5日勤務としても 今日にはすべての結果が出てるはず!
何をもたもたしてるのか!!!!

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これには、 doremi を含めた宅建倶楽部全員が大笑いしたものです(元記事はこちら)。
2ちゃんねるの書き込みも、今と違って見るのが楽しみでした。

10月19日に好きな女性にラブレター出したけれど、返事がきたのは12月3日だった。
そのラブレターを出した男性は、その間の1ヶ月半"じらされます"。
大昔、 doremi もずいぶんラブレターをもらいましたけれど、いじわるな doremi でもこんなに長い間男性を"じらした"ことはないですよ!

それが平気で行われているのが宅建士試験です。

受験者のみなさまは、宅建士試験の実施機関に不満をお持ちかもしれませんが、もう少し読んでください。

この"じらし"、 doremi は"国家が仕掛けたテクニック!" と考えています。迷物講師も大体同じ意見です。
実は、1ヶ月半も"じらされる"のは、なにも宅建に限ったことではないのです。

平成26年実施の不動産関連資格の試験日と合格発表を順番にあげると…。
◆不動産鑑定士(短答)…試験日5/11、合格発表6/27
◆司法書士(筆記)………試験日7/6、 合格発表10/1
◆社会保険労務士…… 試験日8/24、 合格発表11/7
◆行政書士…………… 試験日11/9、 合格発表1/26
◆マンション管理士…… 試験日11/30、合格発表1/中旬
◆管理業務主任者…… 試験日12/7、 合格発表1/23

どうですか? 宅建の1ヶ月半の"じらし"なんて普通だとは思いませんか?

司法書士試験と行政書士試験は、一部記述式の問題(マークシートでは採点できない問題)がありますが、そのほかは"機械にバサっとセットしてウイーンガサガサって言わせる"だけで採点できてしまうのです。

上の不動産関連資格は、判で押したように1ヶ月半以上"じらして"います。
「1ヶ月半以上"じらそう"」なんていう法令も規則も通達も何もないのに…。
マークシート読取り機がこんなに発達した現在でも、相変わらず昔のままです。

なぜか考えてみました。
  1. キャリア官僚クラスには、庶民には理解できない不文律(文書化されない決まり)が、脈々と受け継がれるという伝統があります。
    霞ヶ関の論理の一種かな?
  2.  "じらし"は経済効果をもたらします。
    リーマンショックがきっかけとなって、不動産系の資格学校の入学者は毎年2割ずつ減っています。その打開策の一環として、十分に"じらし"ておいて、この時期に各予備校に合格点を予想させるなんて、集客にもってこいではないですか?
  3. ラブレターの返事を遅らせるのと同じ効果をもたらします。
    人間、1ヶ月半以上"じらされる"といろいろ考えます。今までの勉強法を反省する人もいるでしょう。逆に切れて、八つ当たりする人もいるでしょう。そういう八つ当たり人間を業界から排除できるという心理的効果が期待できます。ストーカー候補者はお断りということかな?
いろいろ勝手なこと書きましたが、気に障ったらごめんなさい!