宅建倶楽部の某管理サイトで合格ラインが
気になっている人の数 @ ページビュー @
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わたくし迷物は、2017年10/15日の宅建士試験終了後10日間ほど残務整理をして、以後、10/25から11/19まで旅に出てました。
本当の行先を知っている者は、この世には誰もいない旅…。
極楽でしたね!
でも11/19の日曜日に下界に戻ってみると、「哀れな」人々がヤタラ目について可哀そうにさえ思うようになりました。
今回は、そんな私の想いに「宅建士試験の哀れな三人衆」と題をつけて、小文をしたためてみます。
(1)出題者側の人
(イ)
2017年度(平成29年度)の宅建士試験委員(出題者)は、合計27名でした。
うち、昨年度以前にも委員を務めた方は、過半数を超える14名です。
中でも民法(権利関係)を担当したと思われる2人の弁護士は、委員部屋の牢名主(ろう・なぬし)みたいな方で、10年以上同じ人です。
宅建士試験より上位とされる司法試験や不動産鑑定士試験の「過去問をそっくりパクッテ作問する名人」は、おそらく、この牢名主たちでしょう。
(ロ)
弁護士以外では学者が2人(元教授と現准教授)入っていますが、これもかわり映えしないメンバーです。
(ハ)
(イ)と(ロ)で述べた弁護士・学者以外は、全員が中央官庁の課長(17名)または都道府県知事部局の課長(6名)です。
世間ではエリートとされている人たちですが、わたくし迷物に言わせれば全然違う「哀れな」人たちですね。
どういう意味かと言うと、早くも40歳代で出世競争に敗れた人たちなんです。
例えば、国交省からは10人の本省課長が試験委員になっていますが、彼らの将来は99パーセント決まっていまして、良くて地方整備局長止まり。その後は、業界団体への天下りを待つだけの身。
中央官庁の課長が局長・事務次官あるいは国会議員に昇りつめるには、閨閥(けいばつ≒例えば奥さんの実家の良さ)が99パーセントを占めるのが、明治以来150年間のわが国のシキタリなんですな。
CAを飛行機の中でナンパして奥さんにした@@氏が外務省の本省局長になった例もあるけれど、1パーセントにも満たない例外中の例外なんですよ。
(二)
以上見てきた(イ)~(ハ)を読めば、「宅建士試験の哀れな三人衆」の一角に「出題者側の人」を入れる根拠が十分あるな!と思われる読者の方も多いのではないでしょうか?
(2)宅建でメシを食っている人
(イ)講師
「宅建士試験の哀れな三人衆」の二番目は、「宅建でメシを食っている人」です。
典型は、TAC・日建学院・大原・LECなど宅建予備校の講師です。
講師のほとんどは、そこの社員(従業員)ではなく、そこから仕事(講義)することを請け負っている請負人です。
とは言え、注文者(予備校)にゴマをすらないと生きて行けないのは請負人である大工さんと同じでして、それゆえ彼ら彼女らは、予備校の売上向上のため最大限の汗をかかなければなりません。
そして、本試験終了後~合格発表までの約1ヶ月半もあるこの時期、彼ら彼女らに課せられた最大の使命は、合格ライン上にある受験者を、いかにその予備校に引きつけておくか、なのです。
つまり合格ラインを予想し、そのラインはいつ変わるか分からないから、「1ヶ月半当校のサイトから目を離すな!」との戦術を実行することなんです。
でも、実際は本試験当日に発表した合格ライン予想が変わることは、ほとんど無いです。受験者が「1ヶ月半その予備校のサイトから目を離すな!」との教えに従ったとしても、合格ラインは混迷を深めるばかり…。
2017年度は、11月29日の正式発表を約1週間後に控えた今になっても、34点前後(33・34・35のどれか)を絞り切れない状況になっています。
こんな詐欺的な行事は毎年の事。
でも幸い、最近は34点前後なんて3点も幅のある予想で、1ヶ月半も受験者を引っ張り回すのは、さすがに「逆効果ではないか?」と一部の大手予備校の幹部は気付き始めているようです。
そのため、1ヶ月半もの間目一杯受験者を引っ張り回す講師も、大手では随分少なくなりました。残っているのは、弱小予備校の関係者くらいでしょうか?
今年の5ちゃんねる(旧:2ちゃんねる)の過疎化が、何よりの証拠でしょう。
一部大手予備校幹部の「逆効果ではないか?」との英断、大いに歓迎したいと思います。
(ロ)アフィリエイター
「何とかG」という古いアフィリエイターさん、2017年度は非常に抑制的で良かったですよ。
それに対し、「H何とか」という新しいアフィリエイターさん、昨年度くらいからやり過ぎてますよ。
1ヶ月半もの間目一杯受験者を引っ張り回す講師も、大手では随分少なくなりましたので、どうか自重して下さい。アフィリエイト料値下げの昨今、人格まで疑われる「上からの目線ぶり」、結局は損だと思います。
(3)宅建士試験の受験者
「宅建士試験の哀れな三人衆」の三番目は、「宅建士試験の受験者」です。
今年も合格率は15パーセント前後でしょうから、宅建は100人のうち85人が桜散る試験。
そういう意味で85人に入っちゃう人が「哀れ」なのは当たり前かもしれません。
でもここでは、別な意味での「哀れ」な受験者の話です。
それは、ボーダーライン上の点数(今年で言えば32~35点)の人たちで、かつ、いつまでも「ウジウジしてる人」の「哀れ」さです。
でも喜んで下さい!
いつまでも「ウジウジしてる人」、私が独自にとっている統計によれば、数年前に比べれば格段に減っています。
それを表したのが冒頭の図です。
グーグルから引っ張ってきた、宅建倶楽部の某管理サイトで「合格ラインが気になっている人の数」@ページビュー@ ですが、11月になったら見ている人がほとんどいないことが、お分かり頂けると思います。
いつまでも「ウジウジしてる人」が格段に減っている証拠だと思いませんか?